・ウェルカムランプとドア連動切り替えスイッチの接続
BRILLIANT WINKER KITにはウェルカムランプが装備されています。
ウェルカムランプは”諸事情”により点灯させたくない時もあるので、on/offの切換が出来るようにしようと思います。
新たにスイッチを設けるのが手っ取り早くて簡単なのですが、ウェルカムランプのためだけに内装に穴を開けてスイッチを取り付けることはやりたくありませんでした。
それに”諸事情”により純正らしさも持たせる必要がありました。
そこで、何か良い方法はないかと車内で見回していると・・・、ありました。
スポットマップランプの「ドア連動切り替えスイッチ」です。
普段、僕はこのスイッチはOFFのままにしています。
乗り降りの際に運転席や助手席を煌々と照らして敢えて外から丸見えにしたいとは思わないし、これをONにしているために降りる前に点灯していたスポットマップランプを消し忘れてしまう事例があるとディーラーの担当者から聞いていたためです。
このスイッチでウェルカムランプをコントロールすることにしました。
ステレオカメラカバ-を外します(外し方はこちら)。
スポットマップランプの配線の上には、保護のためでしょうか黒いテープが貼られています。
白いコネクター(R310)がスポットマップランプ関係の配線、グレーのコネクター(R135)がプリクラッシュブレーキOFFスイッチ&車線逸脱警報OFFスイッチ関係の配線です。
R310とR135はR50(ルーフコード)に繋がっています。
スポットマップランプの配線図です。
R310の配線の詳細についてはこちら。
スポットマップランプとウェルカムランプを並列に繋いで、ドア連動切り替えスイッチでコントロールするようにします。
スポットマップランプとドア連動切り替えスイッチに繋がる桃線(+線)と白線(−線)を分岐します。
普段、僕は配線を分岐する際はY型のギボシ端子を使用しているのですが、配線の長さやスペースにあまり余裕がなかったため、今回は自作のスプライス端子を使用して分岐しました。
この追加した線をのれんわけハーネス付近まで導けば良いのですが、ルーフ→Aピラー→ダッシュボードと道程はやや長めです。
そこで作業を少しでも簡略化するため、既存の配線を使用することにしました。
R310のボディ側(左写真)にはR50から繋がるマイクの配線があります。
しかし、R310のカメラカバー側(右写真)には何も繋がっていません。
おそらく、この配線はメーカーオプションのナビゲーションユニットを装着する際に使用されているのではないかと思われます。
僕の車両では使用されていない配線なので、これを使用することにしました。
カメラカバー側コネクターの空いている所を使用するのが一番シンプルで良かったのですが、同じ形の端子は手持ちがなかったため新たにコネクターを繋ぐことにしました。
ボディ側コネクターのロックプレートを外し、ターミナルリリースツールを使用して、マイクの配線(灰線と白/黒線)を引き抜きます。
この配線と、先程追加した配線にエーモンの接続コネクター(ITEM No.2824)を取り付けました。
ここでは白線と灰線を、黒線と白/黒線を繋ぐようにしました。
R50のコネクターのロックプレート(←)を浮かせ、R50側のマイクの配線(灰線と白/黒線)をコネクターから抜きます。
R50から先のナビゲーションユニット用の配線をダッシュボード内から探し出せればこの配線を弄る必要はないのですが、面倒くさいので作業のしやすいこの位置を選びました。
灰線と白/黒線を延長し、のれんわけハーネス付近に引き込みます。灰線の延長には白線を、白/黒線の延長には黒線をそれぞれ使用しました。
白線をウェルカムランプの+線(白線)に、黒線をウェルカムランプの−線(黒線)にそれぞれ接続して配線作業は完了です。
スポットマップランプを8発×2組のLEDに交換してあるため、18発の自作LEDルームランプと相まって”DOOR”の状態では室内はかなり明るくなります。
そのためウェルカムランプの存在感が薄れてしまったかも・・・。