・SJGA 購入までの道程

・第一次乗り換え願望の波。

 スバルからBL/BPの限定車、S402が発表されました。(画像はSTIから拝借しました。)
 GF8Eの時からSTi versionに強い憧れを持っていた僕にとっては、非常に魅力的な車です。
 密かに「S402 購入までの道程」のページの下書きを開始し、ディーラーで情報収集をしつつカミさんとの交渉に臨みましたが、結果的には破談となりました。









・第二次乗り換え願望の波。

 前車のGF8Eは6年間で10万km走りましたが、BP5Bは6年間で15万kmも走ってしまいました。
 大きな故障はなく元気に走ってくれているけど、買い換えの気持ちが再び芽生えてきました。
 S402がダメなら、GVBか?
 ハッチバックのSTIは興味をそそられませんでしたが、4doorのSTIは格好イイし、実用性もそこそこありそうです。
 しかし、家族のことや使用方法を考えるとGVBでも厳しいか。
 ハッチバックではなくてワゴンだったらねぇ。















・次の車について考える。

 運転して楽しい車。
 そこそこパワーのある車。
 MTの車。
 足周りの良い車。
 ブレーキがシッカリしている車。
 長距離走行が楽な車。
 家族が乗って苦にならない車。
 荷物が積める車。
 細い路地や狭い駐車場でも問題にならないサイズの車。
 拘りのある車。
     ・
     ・
     ・

 考え出すとキリがない。
 こんなワガママに応えてくれる車は、ありそうだけどなかなかありません。
 今乗っているBPが無意識のうちに基準になっていると言う事もありますが、こうして考えるとBPって僕にとっては結構ジャストな車だったんですよねぇ。
 時に爽快に、時に豪快に、時に穏やかに、時に堅実に・・・。
 BPはさまざまな場面で僕の要求に応えてくれました。
 しかし、子供達も大きくなり、BPの後部座席ではちょっと狭く感じるようになったのも事実です。

 逆に、全く異なるタイプの車を選ぶことを前提とすれば、BPと同じような性能を求めずに済むかも知れません。
 車への要求も異なることになるし、車との付き合い方も変わるでしょう。
 そこで思い付いたのがSUVです。
 SUVに爽快な足周りや豪快な加速性能を求めてはいけません。そう言う車ではないから。
 ATに妥協しなければなりませんが、穏やかなグランドツーリングや堅実な走破性能は、BPよりも優れている車があるはずです。



・スーパーでX5に遭遇。

 買い出しでスーパーへ。
 スーパーの駐車場にX5(E70)が止まっていることに気付きました。(画像はBMW認定中古車から拝借しました。)
 今までは気にも止めていなかったSUVが目に止まるようになっていたんですね。

 tara   「次はあれにしようか。」
 カミさん 「いいよ〜。もともと、私は大きい車が好きだし。でも、運転して楽しい車じゃなくてもいいの?」

 確かに・・・。
 やっぱりワゴンかセダンの方がいいかなぁ。
 そもそも、X5(E70)は高過ぎて中古車ですら手が届きません。










・BMWのディーラーへ。

 とは言っても一度はBMWに乗ってみたし、気になったのでX5の情報収集にディーラーへ。
 まずは熊谷のディーラー。こぢんまりとしたディーラーで、ショールームには5シリーズと3シリーズとZ4が各一台ずつ展示されていましたが、X5はなし。
 X1の試乗車がありましたが、興味をそそる物ではなかったのでスルーしました。
 新型X3について訪ねると、2月中に実車が入る予定とのこと。
 販売促進用の資料を見させて貰うと、28iが約600万で35iが約700万と書いてありました。何ともザックリとした価格情報だこと・・・。


 続いて太田のディーラーへ。ここは敷地が広く、中古車が数多く展示されていました。(画像はBMW認定中古車から拝借しました。)
 ちょうど良いことに中古のE53と納車待ちのE70が置いてありました。
 やっぱり、E70は文句なしに格好イイなぁ。
 しかし、圧倒的なデカさに引いてしまいました。
 これを都内で乗り回すのは、無理とは言わぬまでも難渋することは間違いないでしょう。
 ちなみにスリーサイズは、全長4854×全幅1933×全高1766mm。

 続いてE53。
 初めは興味なかったけど、実物を見て考えが一変。ちょうど良い大きさかも。
 こちらのスリーサイズは、全長4665×全幅1870×全高1740mm。
 やっぱり大きいか。
 ディーラーの人曰わく、「設計が古いから、故障が多いですよ。」
 やっぱりメンテナンスの点では、外車は不安が残るよなぁ。







・元X5(E53)乗り。

 職場に元X5乗りがいることが判明。
 良い車だったけど、駐車場では苦労したとのこと。
 リヤカメラは装備した方が良いと言われました。
 それと、故障もそれなりにあったみたい。
 やっぱり国産か?
 でも、新型X3なら安心か?



・X3(F25)が発売。

 X3がモデルチェンジしてF25として登場。(画像はBMWから拝借しました。)
 ディーラーの事前情報通りの高額な価格設定に唖然。
 こりゃ高過ぎて手が出せないよ。
 中古でX5(E53)を狙うかぁ?














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 と言うことで、ここまではX5(E53)への乗り換えを企ててアレコレ考えていた頃に、「X5 購入までの道程」と題して書いていたものです。
 結局は色々あって、乗り換えせずに車検を通してBPのリフレッシュを敢行したのは2011年の日記で記していた通りです。
 でもこの頃から、「次はSUVでゆったりと走ろ〜。」と心に決めていました。
 ここからはSJGAに決めるまでの道程です。


・SUVについて考える。


 X5やX3は諦めたものの、SUVという選択肢は頭の中に残っていました。
 主なメーカーのSUVのラインナップをチェックしてみると以下のようになります。

  
トヨタ:ヴァンガード、FJクルーザー、ハリアー、RAV4、Rush、ランドクルーザー
  
レクサス:RX
  
日産:スカイライン・クロスオーバー、ムラーノ、X-TRAIL、デュアリス、JUKE
  
ホンダ:CR-V
  
マツダ:CX-5
  
スズキ:エスクード
  
三菱:RVR、アウトランダー、パジェロ
  
スバル:レガシィ・アウトバック、フォレスター、XV
  
BMW:X3、X5
  
フォルクスワーゲン:Tiguan、Touareg
  
アウディ:Q3、Q5、Q7
  
メルセデス:GL-Class、GLK-Class、M-Class
  
ランドローバー:FREELANDER、EVOQUE、DISCOVERY、SPORT、VOGUE
  
フォード:Escape、Kuga、Explore

 こうしてみると意外と選択肢が豊富ですね。
 さて、僕の使用環境を考えた時に、まず気になるのが車体の大きさです。
 BPのスリーサイズは、全長4680×全幅1730×全高1425mmでした。
 BPでも狭い駐車場で苦労したことがありましたし、このサイズに慣れた僕としては急に巨大化することは好ましくありません。
 よって、全幅は1800mm前後に抑えたいところです。それでもBPよりも70m前後は全幅が広がることになります。
 この基準に当てはめると、以下の車種が残ります。

  トヨタ:ヴァンガード(1815mm)、ハリアー(1845mm)、RAV4(1815mm)、Rush(1695mm)
  
日産:スカイライン・クロスオーバー(1800mm)、X-TRAIL(1790mm)、デュアリス(1780mm)、JUKE(1765mm)
  
ホンダ:CR-V(1820mm)
  
マツダ:CX-5(1840mm)
  
スズキ:エスクード(1810mm)
  
三菱:RVR(1770mm)、アウトランダー(1800mm)
  
スバル:レガシィ・アウトバック(1820mm)、フォレスター(1795mm)、XV(1780mm)
  
フォルクスワーゲン:Tiguan(1810mm)
  
アウディ:Q3(1830mm)
  
メルセデス:GLK-Class(1840mm)
  
フォード:ESCAPE
(1845mm)

 次に気になるのがエンジン性能。
 ここで言うエンジン性能とは、勿論エコではなくパワーです!
 GF(250PS/31.2kgf/m)、BP(280PS/35.0kgf・m)と乗り継いで、ターボの恩恵に浴した場面は数知れず。
 「SUVでゆったりと走ろう〜」とは言っても、次の車もそこそこの動力性能を持っていてくれないと困ります。
 基準としては、200PS/30kgf・m以上が希望です。
 すると・・・。

  
日産:スカイライン・クロスオーバー(330PS/36.8kgf・m)、X-TRAIL(173PS/36.7kgf・m)
  
マツダ:CX-5(175PS/42.8kgf・m)
  
スバル:レガシィ・アウトバック(260PS/34.2kg・m)、フォレスター(280PS/35.7kgf・m)
  
アウディ:Q3(211PS/30.6kgf・m)
  
メルセデス:GLK-Class(306PS/37.7kgf・m)

 一気に絞られてきました。
 これらは3つのカテゴリーに分けることが出来ます。

  
ターボ・エンジン:フォレスター(ボクサー4・2L)、Q3(直4・2L)
  
大排気量NA・エンジン:スカイライン・クロスオーバー(V6・3.7L)、レガシィ・アウトバック(ボクサー6・3.6L)、GLK-Class(V6・3.5L)
  
ディーゼル・エンジン:X-TRAIL(直4・2L・ターボ)、CX-5(直4・2.2L・ターボ)


 キャラクターがくっきりと分かれましたね。
 いずれも甲乙付けがたい車種ばかりですが、価格面では甲乙がハッキリします。
 Q3、スカイライン・クロスオーバー、GLK-Classは400万円超えですから厳しいです。
 と言うことで残ったのは、
X-TRAILCX-5レガシィ・アウトバックフォレスターの四つです。
 気が付けば、何のことはない初めから競合車種として位置付けられている車種が残っただけのことでした。
 ディーゼル・エンジンにするか、それともガソリン・エンジンにするか・・・。


・X-TRAILについて考える。

 まずはX-TRAIL。(画像は日産から拝借しました。)
 一応、候補の中に残りましたが、初めから買い換えの対象とはなりませんでした。
 最も大きな理由は、モデル末期であると言う事です。
 現行のT31型は2007年の登場で、2013年にモデルチェンジの噂があります。
 「モデル末期でも買う!」と言う程の思い入れがこの車種にも日産にもある訳ではないし、デザインも好みではないので対象外となりました。












・CX-5について考える。

 次にCX-5。(画像はマツダから拝借しました。)
 僕は元マツダ乗りですので、少なからず興味を惹かれる車種です。
 最近のマツダのデザインは良いですよね。
 曲線が綺麗だし、独特の雰囲気を持っていると思います。
 CX-5の一番のセールスポイントはクリーン・ディーゼル・エンジンでしょう。
 最終選考に残った中で最もトルクが高いエンジンです。
 これは期待が持てます。








 と言うことで、試乗してきました。
 思った通り、室内外共に良いデザインをしていました。
 あちこち舐め回すように観察した後に運転席に乗り込みます。
 全幅が1840mmと大柄ですが、実際に座ってみるとそれ程気になりません。
 デザインはイイし、スペックも申し分なし。
 なぜ人気があるのか、納得できました。

 「これ、ちょっとイイかも・・。かなり惹かれるなぁ。マツダに戻るか?」
 などと考えつつ、助手席に営業マンを座らせて試乗のためにエンジンを始動。

 tara    「ん!!」
 営業マン 「ビックリしました?ディーゼルなのに振動が少ないでしょう。」

 「え、いや、僕はエンジンの音と振動にビックリしたんだけど・・・。」
 とは、言えませんでした。
 僕はディーゼル車に乗ったことがありません。
 きっと、従来のディーゼル車と比べたら静かで振動も少ないのでしょう。
 しかし、ガソリン車に慣れた僕にとっては、予想外の振動でした。
 まぁ、音の大きさに関しては、tara号の方が五月蠅いですけどね。

 気を取り直して試乗に出発です。
 走り出して早々、出力特性に違和感を感じました。
 42.8kgf・mというトルクは本当に凄いと思います。思わずニヤけてしまいました。
 しかし、このトルクの出方が唐突で、アクセルを少し踏んだだけではモタモタするくせに、あるところから急にトルクが出ます。
 これがマツダの演出なのか、それともエンジンの特性なのか僕には分かりませんが、気分の良いものではありませんでした。
 さらに気分を悪くするものがありました。
 それは多段ATです。
 走り出すとすぐに細かく変速されていくのですが、この変速ショックが馴染めませんでした。
 これは、元々僕がMT乗りであることが関係していると思います。
 AT乗りの人にとっては、問題ないかも知れません。
 それと、もう一つ気になったのが、アイドリングストップでした。
 信号で止まる度に、先程ビックリした振動を感じなければなりません。
 静寂と振動のコントラストが強過ぎます。
 とまぁ、こんな具合で、試乗したことによってすっかり印象が悪くなってしまいました。


・レガシィ・アウトバックについて考える。

 レガシィの車高を上げてSUVに仕上げたアウトバック。(画像はスバルから拝借しました。)
 レガシィはBM/BRになって、大柄になり北米を中心に世界を見据えた車種になりました。
 代車として運転したこともあり、その素性の良さは理解しているつもりです。
 素性が良くて、躾が良くて、同乗者に優しい振る舞い。
 良い車だと思います。
 水平対向6気筒の良さも分かっています。
 良い車だけど・・・、面白味がありません。
 ワクワクさせてくれる何かが足りません。
 そして、このデザインにはどうしても馴染めません。
 と言うことで、対象とはなりませんでした。





・フォレスターについて考える。

 最後に残ったフォレスター。(画像はスバルから拝借しました。)
 4代目にフルモデルチェンジして、2012/11/13のワールドプレミアムで世界初公開されました。
 日本と世界で同時公開するために、スバルとしては相当神経を尖らせていたらしく、事前の情報リークはかなり抑えられていました。












 とは言っても、太田の矢島工場の外から見えるところに並べられていたため、正式発表前にこんな写真を撮ってブログで紹介したのはご存じの通りです。
 すると、この写真が海外のサイト(CAR SCOOPAUTOUA)に掲載されました。
 同時期に販売促進用のディーラー向け極秘資料の写真もネット上でリークされ、発表前から気分が盛り上がっていました。
 しかし、この時点ではB型への年改時またはtSなどの限定車が発表された時点で、買い換えを検討しようと思っていました。















・きっかけ

 そんな中、赤信号で停止しているところにトラックに追突され、フレームまでやられてしまったので、tara号は全損扱いになってしまいました。
 修理することも検討しました。19万km以上を共に走った車です。20万kmを目指していました。
 でもこれが潮時と考え、乗り換えることにしました。

 こんな形でこのレガシィと別れることになるとは思ってもみませんでした。
 事故後にディーラーまで走った道が、コイツとの最後のドライブになってしまいました。
 こんなことになるのなら、最後に味わって運転してやるんだったと後悔しています。
 8年間、色々な思いで作りに付き合ってくれてありがとう。さようなら。













・フォレスターのグレードについて考える。

 さぁ、気分を切り替えてフォレスターのグレードを検討します。
 まず、前述した通り動力性能は200PS/30kgf・m以上が希望ですから、迷わずDITエンジンを積んだXT!と言いたいところですが、ちょっと問題がありました。
 NAの2.0iには6MT搭載車が設定されているにもかかわらず、DITのXTにはCVTしか設定がありません。
 パワーを取ってCVTで妥協するのか、それともパワーを捨ててMTを取るのか!
 難しい決断を迫られました。
 って言うのは嘘で、初めから迷わずXTと決めていました。
 確かにMTから離れるのは寂しいですが、今回の車選びの命題は「SUVでゆったり走ろ〜。」でしたから、MTに固執するつもりはありませんでした。

 次に選択しなければならないのが、EyeSightを付けるかどうか。
 EyeSightを付けると、車高が下げられない、ブレーキの交換が出来ない、ダッシュボード上に物を置いてはいけないなど、車弄りに制約が掛かることになりますが、制約があったとしてもそれ以上に得る物があると思います。
 今回追突したトラックにプリクラッシュ・ブレーキアシストの機能が付いていたら事故は起きなかったでしょう。
 次は僕がうっかりミスをして加害者側にならないとも限りません。
 と言うことで、迷わずにEyeSight付きにしました。

 もう一つの安全装備として、サイドエアバッグとカーテンエアバッグがあります。
 BPでの2回目の事故はタイミング次第では横から突っ込まれるところでした。
 家族の安全のためにも、これも迷わず選択しました。

 ボディ・カラーは全部で8色用意されています。
 サテンホワイト・パール、アイスシルバー・メタリック、ダークグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカ、ヴェネチアンレッド・パール、ディープチェリー・パール、ディープシーブルー・パール、バーニッシュドブロンズ・メタリック
 初めて盗撮した時に濃い色が似合うと直感していました。
 よって、ホワイトとシルバーはパス。
 レッドは良かったのですが、赤系は経年変化で色が褪せてしまうのが怖かったのでパス。
 ブラックは手入れが行き届いていると綺麗で良いのですが、不精者の僕は洗車キズだらけにしてしまいそうで、綺麗なブラックを維持する自信がありません。
 ブロンズは黒い樹脂パーツとの相性が良さそうだし、キズが目立ちにくそうな色ですが、XTよりも2.0iのバンパーに似合う色だと思います。
 残りの色は、どれもぱっと見は黒だけどよく見ると黒じゃない、ってくらい濃い色です。
 ブルーはBMWっぽくてイイかなぁと思ったのですが、担当から傷が目立ちやすいと聞いたのでパスしました。
 チェリーは実際の色を見ることが出来ませんでした。
 グレーはディーラーに同色のXVが置いてあってイメージできたし、SUVらしい色合いだと思います。
 これも洗車キズは目立ちそうだけど、グレーに決めました。

 その他の細かい装備については、それぞれの項目で紹介していこうと思います。


 ・2012/12/26、納車。

 めでたくフォレスター 2.0XT EyeSightが納車となりました。
 BPで果たせなかった20万km走破に向けて、新たな一歩を踏み出します。
 宜しく頼むよ!




























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