・リモコンミラースイッチの常時点灯化
SJのリモコンミラースイッチのイルミネーションはライトと連動しているため、ライトを消すとスイッチの表示も消えてしまいます。
これだと、夜間に駐車場でライトを消した後にミラーを畳もうと思うと、手探りでスイッチを探さなければならず、上手くスイッチを押せないことがあります。
ライトを消す前にミラーを畳めば良いだけの話ですが、どうしても癖で先にライトを消してしまいます。
そこで、スイッチのイルミネーションを常時点灯するようにしました。
配線図でイルミネーションランプシステムを調べると、リモコンミラースイッチのイルミネーションには紫色の配線が繋がっていることが分かりました。
ドアトリムを分解してコネクター(→)を確認します(外し方はこちら)。
リモコンミラースイッチのコネクターを確認すると、確かに紫色の配線(↑)が繋がっています。
まず考えたのが、すぐ隣で常時点灯しているパワーウィンドウスイッチのイルミネーションの配線を繋ぐ方法です。
しかし、その配線を配線図から読み取れなかったことと、パワーウィンドウスイッチのイルミネーションにはボディ統合ユニットが関わっている可能性があったことから、配線の分岐は断念しました。
次に考えたのが、ACC電源をこの配線に繋ぐ方法です。
しかしながら、室内からドア内部まで配線を引き込む作業は困難が予想されます。
そこで、室内側でこの配線を探します。
フロントサイドシルカバーを外します(外し方はこちら)。
ドアの電装品の配線は束ねられグロメット(←)を通って、フロントドアコードRH(→)としてフロントサイドシルカバーの中でインストルメントパネルワイヤリングハーネスRHに接続されています。
フロントドアコードRHの配線を確認します(配線図はこちら)。
紫色の配線(↑)がリモコンミラースイッチの発光ダイオードの配線です。
ターミナルリリースツールを使用して、この配線をコネクターから抜きます。
紫色の配線に、のれんわけハーネスのACC電源を接続します。
接続には平型端子を使用して、純正の端子は傷付けないようにしました。
こうしておけば、いつでも純正状態に戻せますからね。
使用した平型端子は幅が少しだけ広かったため、ペンチで少し潰してから使用しました。
出来上がりがこちら。
ライト消灯時でも、リモコンミラースイッチのイルミネーションが点灯するようになりました。
これで暗い駐車場でも、迷うことなくミラーを畳めるようになりました。
SJ乗りでも気が付くかどうか分からない微妙なモディファイですが、私的にはこれがあるべき姿だと思います。