・テールランプの4灯化

 SJのテールランプは、一見すると4灯に見えます。
 実際には、上段がブレーキランプ、中段がウィンカーとバックランプで、下段については右側のみがリヤフォグという構成になっています。
 そのため、スモール点灯時やブレーキング時には2灯であり、バックフォグ点灯時は右側しか光りません。
 リヤフォグなんて滅多に使うことはありませんし、せっかく赤いレンズが4ヶ所あるのに光らない部分(左側の下段)があるなんて納得が出来ません。
 それにブレーキランプの視認性を考えると、ハイマウントストップランプがあるとは言え、テールランプの光量が増加するよりも面積が増えた方が視認性が良いと思われます。
 と言うわけで、テールランプを4灯化することにしました。


 リヤコンビネーションランプを外します(外し方はこちら)。
 左側の下段の裏側を観察すると、このようにソケットが入るべき所が塞がれています。
 4灯化するためには、この部分に穴を空けて電球を突っ込めば良いわけですが、削りカスがユニット内部に入らないようにするとか、隙間から水が入らないようにするなど、ちょっと面倒な作業になることが予想されます。


 そこで手に入れたのがコレ。
 輸出仕様のリヤコンビネーションランプです。
 輸出仕様によく見られるウィンカー部分のオレンジ色のレンズや、サイドマーカーは装備されておらず、ぱっと見には日本仕様と区別が付きません。
 しかし、大きな違いがあります。
 輸出仕様は、左側にリヤフォグが装備されているのです。
 これを使用すれば、簡単に4灯化が実現します。


 ブレーキランプとリヤフォグは同じ電球(W21/5W)が使用されています。
 よって、リヤフォグをそのまま点灯させれば、ブレーキランプと同じ光量を得ることが出来ます。
 ブレーキランプの配線は、緑白線:ブレーキ、緑青線:スモール、黒線:アースとなっています。
 この緑白線を分岐してリヤフォグの緑橙線を接続すれば、リヤフォグをブレーキランプとして点灯させることが出来ます。
 輸出仕様の左側を例として写真を掲載しましたが、日本仕様の右側も同じ加工をするだけです。


 4灯化後の写真がこちら。
 スモールでは上段のみが点灯して、加工前と同じ2灯の状態です。
 ブレーキを踏むと、下段も点灯して4灯になります。
 この方が安全性は高いでしょ?
 ただし、このままではリヤフォグがなくなってしまうため、新たにリヤフォグを増設しなければなりません。


 スモール点灯時も4灯にする方法

 ブレーキランプとリヤフォグのソケットは、配線の数が異なりますが形状は同じです。
 余ったパーツ(日本仕様の左側と輸出仕様の右側)のブレーキランプを切り取ってきて、ブレーキ・スモール・アースの配線を各々接続し、下段に挿入すれば、常時4灯にすることができます。
 







 







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