・ハイビームのHID化/MINI FOR ALL MFA1(HB3 4300k) (DOHON)

 ハイビームのHID化。
 コレに関しては、僕は正直なところ反対派です。
 道路交通法上は原則的に夜間走行の際はハイビームを使用することになってはいますが、現実的には対向車や歩行者が眩しくないようにするためロービームで走ることが殆どです。
 都内でハイビームを使う時はパッシングする時だけです。
 長岡や太田では対向車が来ない淋しい道路を走ることもあるのでハイビームを使う頻度はやや高いとは言えますが、それでもロービームが基本ですよね。
 しかも、HIDは立ち上がりに時間が掛かるため、パッシングにも使用するハイビームには不向きであると言えます。
 そのようなパーツに対して高い金を出しても意味がないと思ったわけです。


 ところが、お友達のKEN@PaPaさんから安いHIDが売られていると連絡が入りました。
 その額、なんと300円。
 送料の方が高く付いてしまうと言う代物です。
 BP5BでフォグをHID化した時には3万円以上もしたのに・・・。
 そのHIDをKEN@PaPaさんはハイビーム用として購入したものの、色温度が気に入らないと言うことで譲って頂けることになりました。
 ハイビームのHID化には反対と書きましたが、使ってもみないで反対し続けることは良いことではありません。
 実際に使用してみて自分の経験談として反対しようではないかと言うことで、有難く頂戴することにしました。
 頂き物なら何でも飛びつくんだろ!と言うツッコミは止めて下さいね。否定しにくいけど・・・。


 そのHIDがこちら。
 DOHONのMINI FOR ALL MFA1(HB3 4300k)です。
 安物ではありますが、箱はシッカリした物だしバーナーやバラストの作りもちゃんとしていました。
 取り付け説明書も付属していますが、これは何だか怪しい感じです。


 翻訳ソフトで作ったんでしょうね。
 日本語がヘンチクリンです。
 まぁ、日本語が変でも物がシッカリした物であれば構いませんけどね。
 取り付け説明書は当てにせずに取り付けに入ります。


 運転席側です。
 クリップ(↑)を外してエアインテークダクトを外すと、ヘッドライトユニットの裏側にアプローチできるようになります。
 コネクター(←)を外し、バルブを反時計回りに回して抜き取ります。


 バーナーとバラストを組み立てます。
 バーナーを差し込んで、プレート(↑)をスライドさせるとロックされます。
 写真撮影のために室内で作業を行っていますが、実際にはライトユニットに取り付ける直前に行いましょう。


 組み立てたHIDユニットを差し込みます。
 コネクターには+と−が書かれていますので、純正のコネクターの配線の黒線が−になるように接続します。
 車種によってはこの配線が逆になっていることがあるようです。
 その際にはコネクターのロックが掛からないことになります。


 助手席側はそのままアプローチ可能です。
 バラストから出ている配線がヘッドライトユニットに当たってしまうため、配線にちょっと無理が掛かってしまいます。

 と言うことで、取り付けはあっという間に完了してしまいます。
 BP5Bのフォグに使用したHIDは取り付けとか配線とかが面倒でしたが、さすがに一体式は楽ですね。


 さて、点灯です。
 これはちょっとお遊び。
 運転席側が純正のハロゲンランプ、助手席側がHIDランプです。
 色が明らかに違いますね。
 4300kなので、ハロゲンよりも色温度がロービームのHIDに近いようです。


 左写真が純正のハロゲンランプ、右写真がHIDランプです。
 明らかに明るく、そして白くなりました。
 HIDですので、点灯した瞬間は青白く光り、徐々に白っぽくなります。
 この立ち上がりの遅さがハロゲンのハイビームとの大きな差の一つであり、違和感が残ります。
 慣れの問題かも知れませんが・・・。
 安定すればロービームとの色の差がなくなるので、1つの明かりで照らしているような感じで好感が持てます。
 いつも走る街灯の少ない田舎道を走ってみましたが、ハイビームで走行することの安心感が増しました。
 ただし、対向車や歩行者を見付けたら直ぐにロービームに戻さないと、相手は眩しくて仕方ないことでしょう。


 問題はパッシングです。
 立ち上がりが遅い分、相手からどのように見えるのか心配です。
 道を譲る時や危険を知らせる時、一瞬のパッシングで相手に認識させる必要があります。
 日中でも相手が問題なく認識してくれるかどうか。
 しばらく使用して様子を見る必要がありそうです。







 








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